ごあいさつ

「ぶりくら」のウェブ・ページにご来場まことにありがとうございます。
ぶりくらとは 「Breeding Club」の略で、動物とその飼育、中でも特に繁殖について情報交換を行うための集まりです。
Clubと言っても、運営のための事務局はあるものの、特にメンバーを限定した閉鎖的なものではなく、同じ考え方の人なら、出品される方、来場される方、そしてこのページを読んで頂いた方、みなさんが「ぶりくら」の仲間だ、と考えています。

 特に動物の種類を限定する意味はないのですが、爬虫類・両生類はペットとして流通している生物の中でも特に飼育下繁殖による供給が遅れているのが現状です。
しかしながら、近年、国内でも少しずつですが繁殖例が聞かれる種類が多くなってきており、国内ブリードを推進する目的で2001年に京都で、また2002年からは新大阪にて「ぶりくら市」を開催しています。
 ぶりくら市には毎年多くのお客様にご来場いただき、お陰を持ちまして盛況のうちに終えることができました。この場をお借りしてあらためてお礼申し上げます。
今年は16年目を迎えます。本当に皆様の支援のたまものと、スタッフ一同感謝申し上げます。

イベントの準備には大変な時間と労力がかかりますので、アマチュア有志による運営では、毎年の恒例行事とするのは困難ではありますが、「続けることに意義がある」ということ、また、多くの出品者やご来場の皆様より「次回も開催を」という熱いエールを頂き、今年も国内繁殖爬虫類・両生類を中心とした展示即売会を開催することになった次第です。
昨年は残念な盗難などあり、開催の中止も考えましたが、検討の結果、
今年は10月2日に横浜でとんぶり市2016を、11月6日に神戸でぶりくら市2016を開催いたします。

危険動物の指定、外来生物法の施行、動物愛護管理法の改正に伴う動物取扱業の登録制など、ペット飼育も色々な問題や課題が見えてきており、
爬虫類・両生類の飼育やブリードにも大きな影響が出てきています。
我々の活動が、その問題や課題の解決の糸口になれば・・・と考えております。

 出品者は「設立の主旨」にご賛同頂いた、アマチュアブリーダー、プロブリーダー、ショップ等の皆さんです。それぞれに飼育スタイルや繁殖している種類・規模は違いますが、「野生からの収奪だけに頼らないペットとしての自給自足」を目指し、今年も新大阪に集合致します。
  いわゆる「一般的」な、安価で大量に流通している種類の中にも、流通しているのは意外にWC個体(野生からの採集個体)という場合が多いです。ご来場頂きましたら、当日出品される国内繁殖個体の驚くほど澄んだ「目の輝き」をご覧ください。きっと感動して頂けるものと、出品者一同自負しております。

 出品予定のものは、1種類につき数匹程度のものが大半であります。今年初めて孵化した子供達を出品される方もたくさんおられます。 従いまして、まだまだ商業ベースに乗るような次元ではなく、あくまで「自分の家で孵化したかわいい子供」というブリーダーの思い入れから各々で価格設定しておりますので、ご来場の皆様からすると「あれ、相場と違う」、「高いなぁ」と思われるものもあろうかと思います。その点は、気候差や輸送のストレスが全くない子達の「個体の状態」をみて判断していただけたらご納得いただけるのではないかと考えております。

 会場を有料で借りる都合上、ご来場の皆様から入場料を頂かなければなりません。ご来場の皆様に「高い入場料やったなぁ」と言われないようなイベントにしたいと思っております。当日是非足をお運び頂き、「国内ブリーダとの意見交換や情報交換の場として有意義なひとときであった」と感じて頂ければ、事務局一同、この上ない幸せです。


 今年も地元関西だけでなく、関東でも開催いたします。より多くの方に喜んでいただけるよう、スタッフ一同がんばります。
多くの皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。
                       では、この続きは会場にて・・・・・
                                  

                                  ぶりくら 事務局一同
2016年のイベントへ